行動制限最小化の普及のために
−コア・ストラテジーとTICを学ぶ−

精神科医療における隔離や身体的拘束などの行動制限を課題とするのはわが国に限ったことではありません。どの国もその最小化に取り組んでおり、態様は各国様々で、一概に比較することはできません。しかし今、世界のグローバル化の波に乗って、行動制限最小化の方法論も集約されつつあります。2004年に米国で発表された「コア・ストラテジー」(Kevin Ann Huckshorn: Journal of Psychosocial Nursing)は、隔離・身体的拘束最小化のエッセンスを極めて論理的かつ分かりやすくスマートに凝縮し、優れたパッケージツールとして現在全世界で実践されつつあります。
令和2‐3年度厚生労働行政推進調査事業費補助金(障害者政策総合研究事業)「持続可能で良質かつ適切な精神医療とモニタリング体制の確保に関する研究」(研究代表者 竹島正)の分担研究「精神科領域における実効的な行動制限最小化の普及に関する研究」(分担研究者 杉山直也)においては、行動制限最小化の本質的要因となる職員意識、患者参加などに着目した我が国の実態調査を行い、実践可能で本質的な最小化活動を標準化することによって実効的な行動制限の最小化を目指し、その具体的な成果物として標準最小化方策の普及ツールを開発しました。
全国精神保健福祉連絡協議会では、この研究の重要性に鑑み、精神科の行動制限について、わが国特有の課題を特定して解決方策を提示した本研究等を紹介し、今後に向けた情報共有と議論を設けることとしました。皆様のご参加をお待ちしております。
【日時】令和5年1月21日(土)13時30分よりよりウェビナーにて実施
【登壇者】
大岡 由佳 氏 武庫川女子大学/一般社団法人TICCこころのケガを癒やすコミュニティ事業
杉山 直也 氏 公益社団法人復康会 沼津中央病院
石井 美緒 氏 川崎市総合リハビリテーション推進センター
三宅 美智 氏 国立精神・神経医療研究センター
【対象者】精神保健医療従事者、⾏政の精神保健福祉担当者 等
【参加費】無料
【申込み】案内チラシよりお申込みください
(締切:令和5年1月18日、定員300⼈程度)

全国精神保健福祉連絡協議会
会長 竹島 正

過去のトピックス


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2023.01.10
各都道府県等の精神保健福祉協会のサイトを掲載しました
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「行動制限最小化の普及のために−コア・ストラテジーとTICを学ぶ−」を開催します
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