ごあいさつ

竹島正

全国精神保健福祉連絡協議会の会長就任にあたり、一言ご挨拶申し上げます。 本協議会は、1960年の世界精神衛生年を契機に、大多数の都道府県に精神衛生協会が設立されるようになったことから、それらの横の連携を密にして、相互に助け合うことを目的として、1963年に設立されました。
設立の当初、事務局は厚生省精神衛生課に置かれ、その後、国立精神衛生研究所に移り、長く同研究所長を会長として運営されてきました。2007年に、当時の精神保健研究所所長(厚生労働技官)より、本協議会の発展のためには、会長は、精神保健の専門家が就くことが望ましいとの考えが示され、同研究所名誉所長であった吉川武彦先生(故人)が会長を務めてこられました。
私は、吉川前会長のもと、副会長(事務局長)として、本協議会のウエブサイト立ち上げ、一般社団法人化、外部資金の獲得によるアートをとおしての精神保健の啓発等に取り組んでまいりました。
この背景にあるのは、吉川前会長の示された、社会のニードに応じて精神保健福祉が多様に広がることを精神保健福祉の「拡散」としてとらえずに、新たな精神保健福祉の方向と捉えていくという考え方です。
本協議会の会長として、その成立・発展の歴史と、各都道府県の精神保健福祉協会等の橫の連絡を図り、もって精神保健福祉の普及発展に資するという目的を踏まえ、現在の活動を堅実に進めるとともに、次に挙げることに積極的に取り組んでまいります。
ご支援・ご指導のほど、何卒よろしくお願いいたします。

1.
精神保健福祉の問題は、障害保健福祉の領域に止まらず、広く市民生活全体の中に存在することを踏まえて、本協議会の強みを活かした情報発信と提案を積極的に行います。
2.
各都道府県の精神保健福祉協会等との連携を強化し、その活動基盤強化のための情報収集・提供を積極的に行います。また、すでに都道府県の精神保健福祉協会等と同様の精神保健福祉関係団体が存在する自治体等には、本協議会への加入を呼びかけてまいります。
3.
外部資金の獲得による、アートをとおしての精神保健の啓発に継続して取り組みます。
4.
他の精神保健関係団体との交流を進め、それら団体との円卓的な話し合いの場を設けます。
5.
精神保健福祉全国大会等を活用して、地域の精神保健福祉活動の発展に貢献された団体・個人の顕彰を積極的に行います。
6.
本協議会の財政基盤、事務体制の強化に努めます。

全国精神保健福祉連絡協議会
会長 竹島 正

吉川武彦前会長あいさつ(2008年)

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